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10.08 Mon

「INCREDIBLE HULK」を観て

はい、MCU 2作目「INCREDIBLE HULK」(2008年公開)。日本でのキャッチコピーは、「その力、ためらうな」。


2時間近くの作品になってくると、最近は吹き替え版で観ることが多いんですけど、HULUだと今作は吹き替え版の配信をしていなくて。調べたら、主役のハルク=ブルース・バナー役を水嶋 ヒロが演っていたようで、「まあ、なるほどな」という感じ(配役も、時代ですな)。後に合流する「AVENGERS」シリーズとの絡みでいくと、このブルース・バナー役をエドワード・ノートンが務めるのは今作のみ、以降はもっとおじさんのマーク・ラファロが務めるわけで、故にそもそもハルク自体のキャラクターも後の登場作品とは単に造形って意味だけじゃなくて、ちょっと印象が違いますね。本編の作りもちょっとトリッキーで、当のハルクがそもそも変態しちゃったきっかけ部分をダイジェスト的にしか見せない作りになっていて。冒頭10分ぐらいで早くも暗がりの工場での変態〜戦闘シーンが出てくるので、いきなりスリリングっちゃースリリングなんですけど、その辺は2003年にも別キャストで「HULK」が公開されたせいもあったのかもしれませんけど、ともあれ、故に今となっては全くの一見さんはお断り的な雰囲気が否めない気も。

作品としては、アボミネーションとのラストバトルこそ怪獣対決的な様相でややお祭り感がありますが、終始シリアスな重めのトーンで、「IRON MAN」シリーズが内包していた軽いノリは皆無。本来的に、ヒーローものに期待するような勧善懲悪な物語であったり、爽快感が薄くて、音楽的な分脈で語るべきことも正直あんまり無いですね...。

道場のマスター(?)として、ヒクソン・グレイシーが唐突に出てきたり、お約束のエンドクレジット後には、以降の作品の予告とばかり、「IRON MAN」のトニー・スタークも一瞬登場したのには少し驚きましたが。

個人的には、MCU作品の中でも評価低め...。


本日、「SAMPLING SOURCE/SOUL/FUNK/RARE GROOVE/JAZZ/FOR SAMPLE」をアップしました。

HEATH BROTHERS / LIVE AT THE PUBLIC THEATER(LP/US ORIGINAL)
ERIC GALE / PART OF YOU(LP/US ORIGINAL)
CAL TJADER / HERE(LP/US ORIGINAL)

最新入荷はこちらで。

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09.23 Sun

「IRON MAN」を観て

遅まきながら動画配信サービスに加入したので、普段あまり観る機会の少なかった洋画を少しずつ。
で、ついにMCUを時系列で潰していく決意を固めました。さて、いつまで掛かるか...。


というわけで、記念すべき第1作目「IRON MAN」(2008年公開)。
公開が今から10年前ってことで、CGなんかは直近の作品と比べるとやや荒いところもありますが、中東のテロリストとの対決構造は明らかに「9.11以降」を意図したものだし、主役のトニー・スタークが武器商人としてのこれまでの人生を悔い、贖罪として戦うというバックグラウンドも2000年代らしいアップデートと言うか、今見返しても特段古い感じはないような。まあ、元々の設定のベトナム戦争云々は60年代、50年以上も昔でもはや感情移入が難しいから、この辺りは良き改訂。単純な勧善懲悪ではないんだけど、しっかりと爽快感もあるし、ヒーローモノとしては明らかに及第点を超えていて、安心して観れる感じと言うか。ともかく、MCU作品、幸先良い感じ。本作での成功が無ければ、MCU作品がここまでの長編大作シリーズになることも有り得なかったわけで、そう考えると原点にして、やはり偉大な作品だと思います。(O.S.T.には未収録でしたが)BLACK SABBATHの同名曲が鳴り響くラストの「どや感」は、だいぶイナタい気もしますが、まあ中年ヒーローモノと考えればむしろちょうどいいと言うか、むしろこれ以上考えられないと言うか。ちなみに、日本でのキャッチコピーは「装着せよ。強き自分」。

作中に登場するアイアンマンスーツはMK1〜3まで。

▲MK1。色的にもロボコップ感有り。見た目からして、いかにも鈍重そう。


▲MK2。MK1と比べれば、随分シャープに。ターミネーターっぽい。


▲MK3。ここまで来ると、もうほぼ現行モデル。


最後に、無理やりブラック・ミュージックと結び付けるなら。BLACK SABBATH”IRON MAN”と言えば、ヒップホップ脳でBUSTA RHYMES”THIS MEANS WAR!!!”が自動的に再生されてしまう世代は、もう完全に古株ですかね。KANYE WEST”HELL OF LIFE”からさえ、もう8年か...。うむ。



本日、「日本語ラップ」をアップしました。

LIBRO / 音楽三昧(12”/JPN ORIGINAL)
やけのはら / THIS NIGHT IS STILL YOUNG EP 1(12”/JPN ORIGINAL)
やけのはら / THIS NIGHT IS STILL YOUNG EP 2(12”/JPN ORIGINAL)

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04.06 Thu

「SING」を観て


ミニオンズ・スタッフの最新作、という触れ込みでヒット中らしい「SING」を映画館にて鑑賞。
大筋の物語に驚きだったり、すごく優れてるってことは正直無いんですが、そんなこと以上に、改めて歌、ひいては音楽が持っているエンターテイメント性だったり、パワーと言うかフォースみたいな「何か」をストレートに感じさせてくれるような作品。

ひっきりなしに、ジャンルや年代を問わない楽曲が流れに流れて65曲(!)。ちょっとしたDJミックスを聴いているような感覚も、例えば今も上映中でミュージカル風の「モアナと伝説の海」辺りとは全く違う音楽体験でフレッシュ。自分も子供時代にこんな音楽体験をしていたら、劇中のバスター・ムーン(吹き替え版の声優は内村 光良)よろしく、「音楽に関わる仕事がしたい!」と今よりも強く思えたのかもしれないな、とか想像してみたり。ラストのショウのシーンでは、劇場内の子供が軽快に、音楽に合わせて身体を揺らしているところを見て、少し幸せな気持ちになったり。

物語は、「ご都合主義だなあ」と思うとこも多いし、特にバスター・ムーンとかマイクの、彼等自身の問題点や葛藤は、「この結末で本質的に解決したか?」と思ったりもするけど、例えばロジータにとっての歌や音楽こそが、普段の「母」や「妻」ではない「自分」になれる瞬間なのだろうし。それって、自分にとっては例えば、良い音楽に出会えた時、退屈な日常が一瞬だけ吹っ飛ぶぐらいハッピーな気持ちになるのと少し似ているのかもな、とか思ったりします。紛いなりにも、音楽を届けることを生業とするものの端くれとして、音楽が元来持っているこういう原始的衝動みたいな感覚は、いつも忘れたくないなあ、と改めて。ともかく、「子供向け映画」ではあっても、「子供騙しの映画」じゃないことは確かだと思います。エンドロールで流れるSTEVIE WONDER"FAITH"も、楽曲として普通に最高だし。




ちなみに。吹き替え版には、高校ラップ選手権で知られるMC☆ニガリ(A.K.A赤い稲妻)とRUDE-αが、それぞれ声優としてCRAZY TOWN"BUTTERFLY"とDIGITAL UNDERGROUND"HUMPTY DANCE"の一節を披露。何気にラップが巧いな~と思って観てたら、エンドロールのクレジットで確認してビックリしました。



本日、「日本語ラップ」を中心にアップしました。

田我流とカイザーソゼ / アレかも...(7"/JPN ORIGINAL)
STOCK / 414136(7"/JPN ORIGINAL)
オノ シュンスケ/坂本 慎太郎 / ディスコって(DISCO IS)(7"/JPN ORIGINAL)

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