03.19 Sun |
本日の脳内BGM【151】
こないだ年が明けたと思ったら、今年も早々に卒業式シーズン~そろそろ花見の季節も近づいてきた感じ。
花粉の飛散の方も、このところの陽気でピークを迎えているのか、個人的には例年ひどいって程じゃないんですけど、 たまーに発症する花粉症が今年は薄っすらと出てきていて、マスクを取るどころではなくなってます。 花粉のことが頭から離れないんで、「花粉症を歌ったラップって、あったっけな...?」って検索して、やすこの"多分花粉"に行き着く始末。さすがに、リリースしてまともな楽曲になるようなテーマじゃないし、一曲まるごと花粉症だけを歌った楽曲っていうので目ぼしいものが無かったんで、桜の方で。 NOBODY KNOWS(CRYSTAL BOY) / さくら 去年には「THE FIRST TAKE」や地上波の歌番組に久々に出たりもして、復活の兆しもある現NOBODYKNOWS+の最初期曲にして、彼等の過去作の中でも特に人気! まだグループ名に+が付く前、NOBODY KNOWSとして$TAX RECORDSで自主制作したEP「S.T.」に収録されたオリジナル・バージョンは、メンバーのCRYSTAL BOYの実質的ソロ曲で、後年にはソロ名義でヤス一番?をフィーチャー、ビートも少し変えてリリックを一部自主規制した上で"さくら"(SPRING FIELD VERSION)として"ポロン2"のB面扱いで12"でも存在していますが、店主は甘過ぎず後付けのフックも無いオリジナル・バージョンがやっぱり好み。 DJ MITSU作のビートは、"TOKONA-IZM"(DJ BLACK TIGER REMIX)やガリガリ亡者"花"(カリオストロ城MIX)辺りはリリース当初から気に入ってましたが、NOBODY KNOWS作品は後年のメジャー期も含めて、ずっとスルーしてて。この"さくら"のオリジナル・バージョンの存在も、実はずっと後になってDJ DR.JEKILLの日本語ラップ・ミックス「ILL VIBES VOL.1」で知って、レコ箱で同曲収録のEPを幾度となくスルーしてたことを猛省して、大急ぎで入手した思い出...。 自分的には、ミックステープの良さってこういう出会いだと思うし、もっと言うと「ILL VIBES VOL.1」はMOTOY"たまてばこ"から本作までの流れも最高で、楽曲もそうだけどそういうグルーヴと言うか、文脈を聴いていて。これって、アルバムって文脈すら危ぶまれてるサブスク全盛の昨今だと、なかなか理解されにくいニュアンスだと思うけど、やっぱり大事だよなあ、と。 脱線しましたが。内容の方は今更ながら、DJ MITSU作のもの悲しげなビートに合わせた失恋ラップ。「桜舞い散る頃」ってことで春の話なんだけど、春は入学とか引っ越しとか始まりの季節であり、卒業とか別れの季節でもあり。一口に春とか桜の季節って言っても、ポジティブにもネガティブにも捉えることができる不思議な時期ですな。 本日、「JAPANESE GROOVE」を中心にアップしました。 O.C. & A.G. / OASIS(2LP/US ORIGINAL) 坂本 慎太郎 / 好きっていう気持ち(7"/JPN ORIGINAL) 坂本 慎太郎 / ツバメの季節に(7"/JPN ORIGINAL) 最新入荷はこちらで。 スポンサーサイト
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09.29 Thu |
本日の脳内BGM【150】COOLIO / GANGSTA'S PARADISE 脳内BGMのトピック、お悔み系が続いて恐縮なんですが、COOLIOが59歳の若さで亡くなったと聞いて(現地時間は9/28)。 トリッキーな髪型/見た目はさておき、90年代に数々のヒットを飛ばしたCOOLIOは、古くはWC & THE MAAD CIRCLEのメンバーの一人として、90年代初期から活動するウェッサイのレジェンドMC。ソロのディールは長らくTOMMY BOYで、”FANTASTIC VOYAGE”ではLAKESIDEの同名曲を、"C U WHEN U GET THERE"ではクラシックの”CANNON”使用する等のキャッチーなネタ使いと、ポップなキャラクター性で、当時ヒップホップの裾野を大きく広げたアーティストの一人。特に、後者はDRAGON ASH"GREATEST DAYS"で流用されたことで、日本の日本語ラップ・リスナーにもお馴染みのはず。 そんなCOOLIOのキャラクターを確立した代表曲が本作。STEVIE WONDER”PASTIME PARADISE”を弾き直して、原曲のフックもLVが替え歌したことでタイトル通り、ギャングスタ流儀のラップ・カヴァー的な趣。以降、似た方程式(?)でヒットを飛ばしまくったキャリアを振り返れば、COOLIOOで一曲挙げるとしたら、やっぱり多くのヒップホップ・リスナーが本作を挙げるはず。ちなみに、2022年の本日時点で、YOUTUBEのMVは10億再生(!)を超えてました。 そんな彼の功績を惜しみつつ、改めてR.I.P. COOLIO...。 本日、「日本語ラップ」をアップしました。 RYUZO / THE R(12"/JPN ORIGINAL) STERUSS / ソラノウタ(12"/JPN ORIGINAL) 脱線3(DASSEN 3) / バチルカ(LP/JPN ORIGINAL) 最新入荷はこちらで。 |
08.10 Wed |
本日の脳内BGM【149】LAMONT DOZIER / SHINE MOTOWN RECORDS専属のソングライター・チーム、HOLLAND-DOZIER-HOLLANDの一員で、その後には数々のソロ作も残し、ヒップホップ世代からの支持も熱いLAMONT DOZIERの悲報が駆け巡ったのが、昨日の8月9日(亡くなったのは8月8日)。 LAMONT DOZIERのソロ曲で、思い返すものは数あれど、やっぱりアルバム単位で一枚選ぶとしたら74年の「BLACK BACH」かな、と。"ROSE"に"PUT OUT MY FIRE"に"BLUE SKY & SILVER BIRD"に"PRELUDE"他、ほぼ全曲級でネタ使いされる人気盤で、いかにヒップホップ世代から愛されていたかがよーく分かる気がします。そんな中の"SHINE"は、大袈裟なイントロが国内ではRYUZO"THE MC"で使用されたことでも知られているはず。本国ではGHOSTFACEやPHAROAHE MONCH、ALCHEMIST、DJ CLUE等、渋めのメンツが目を付けているのもポイント、か?その後、ヴォーカルが入ってくる本編では、思わず一緒に口ずさんでしまうようなタイトル・フレーズを(しつこめに)繰り返すフックと、激しい展開が印象的な一曲。 ちなみに、RYUZOの兄貴分のDABOの方は、同作収録の"ROSE"を"THE LIGHT(DON'T TURN OFF)"で使用していて、そんな繋がりを紐解いていくのもサンプリングの楽しみの一つかも。少し脱線しましたが、改めてR.I.P. LAMONT DOZIER...。 本日、「JAPANESE GROOVE」を中心にアップしました。 和田 アキ子 / どしゃぶりの雨の中で(7"/JPN ORIGINAL) 山口 百恵 / 愛の嵐(7"/JPN ORIGINAL) 井上 陽水 / 悲しき恋人(7"/JPN PROMO) LAMONT DOZIER / BLACK BACH(LP/US PROMO) 最新入荷はこちらで。 |
08.02 Tue |
本日の脳内BGM【148】ハイ・ファイ・セット / 夢に見たジャマイカ 今日も京都は最高気温37℃、連日35℃超えの猛暑、いや酷暑か...。暑さのピークが来ている気がします。 レゲエ(レゲー/レガエ)歌謡じゃなくても、少しでも体感温度が下がるBGMが脳内では鳴り続けています...。 イメージは、「カリブ海に向かう、雲一つ無い快晴の中の気球旅」。レゲエ歌謡/和レゲエでもなく、SAVANNAH BAND歌謡でもなくハワイアン歌謡まではいかない、ただただリラックスして南国気分の気持ちいい感じ。 こういうのって、世の中的には何て呼ばれてるんでしょうかね(たまに和レゲエの文脈で紹介されているのも見掛けるけど、絶対違うような)。鈴木 茂「LAGOON」みたいな? 雑にカテゴライズするなら、ティン・パン・アレー関連に多く聴かれるけど、必ずしもそうでない場合も...。うーむ。暑い。 本日、「日本語ラップ」をアップしました。 MANTLE(AS MANDRILL) / KILLSON(7"/JPN ORIGINAL) MANTLE(AS MANDRILL) / KILLINGSHIT(ZATOICHI)(MANDRILLRMX)(7"/JPN ORIGINAL) 5LACK & OLIVE OIL / 502 REMIXES(7"/JPN ORIGINAL) 最新入荷はこちらで。 |
07.31 Sun |
本日の脳内BGM【147】南 沙織 / 結婚しようよ 久々に脳内BGMで。うだるような暑さが続いて、BGMだけでも涼しげな気分を演出したい感じ。 南 沙織と言えば、ライブ盤の"I WANT YOU BACK"のカヴァーぐらいしかこれまで意識していなかったんですが、本盤「夏の感情/心もよう」はライナーにもクレジット無しながら一部の楽曲のバックをキャラメル・ママの面々が務めているのを最近知って。周辺アーティスト以外の外部仕事としては、いしだ あゆみはもちろん、アグネス・チャン"ポケットいっぱいの秘密"辺りは有名ですけども。 本編はカヴァー多めで、少しレゲエがかった雰囲気の"ひとりぼっちの部屋"(高木 麻早のカヴァー)もなかなかですが、吉田 拓郎の名曲をカリプソ仕立てで爽やかにカヴァーした"結婚しようよ"は、単に女性ヴォーカルが歌うっていう新鮮さもあるけど、元々どフォークな原曲を南国風にアレンジしてみせたアイデアが良き。針を落とすと、体感で2、3度下がる感じ。 山本 リンダのカヴァーもフォークっぽい、原曲寄りのアレンジになっていたことを思うと、やっぱりこのアレンジの妙こそが、編曲でクレジットされている矢野 誠、ひいてはキャラメル・ママのイズムということでしょうか。ティン・パン・アレー名義の童謡カヴァー集「メルヘン・ポップ」の外伝的に(?)覚えておいてほしい一曲。 最後になりましたが、GWからご購入者に配布してきたセレクトCD-R、本日7月末日をもって終了とさせていただきます。5〜7月の3ヶ月間で、今回はそこそこの枚数を配らせていただきました!ありがとうございました。また近々、セレクトCD-Rの配布は企画しますので、ぜひー。 本日、「JAPANESE GROOVE」、「HIPHOP」をアップしました。 しばた はつみ / シンガーレディー(LP/JPN ORIGINAL/帯有り) 南 沙織 / SAORI ON STAGE(LP/JPN ORIGINAL/帯有り) NYG'Z / YA DAYZ R#"D"(12"/US ORIGINAL) A.D.O.R. / TREASURES(12"/US ORIGINAL) 最新入荷はこちらで。 |