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12.27 Wed

VINYL DEALER的日本語ラップ追究【41】


V.A. / 日本語ラップSTYLE WARS 2017-2018
(ULTRA VYBE / CD)


日本語ラップ作品を多数ディストリビュート(卸)してきたULTRA VYBEが仕掛ける2017年年末〜2018年春先までの日本語ラップ・フェア「日本語ラップSTYLE WARS 2017-2018」の特典CD。とは言っても、期間中に日本語ラップの対象作品購入で対1で貰えるものなんで、大してレアなもんじゃないんですが、このテのフェアで対1でCD特典まで付いてくるのは、なかなかの大盤振る舞い。これまでは大体、懸賞が多いイメージでしたが。
で、内容もさすがはULTRA VYBEで、未発表音源を含む4曲収録。


1 EVISBEATS/オトナリ
FEATURING LIBRO!今までありそでなかった胸のすくような顔合わせながら、正直、期待したほどの出来ではなかったかも...。2017年の秋に、EVISBEATSがBANDCAMPで発表したインスト集「WEEK」に収められていた、LIBRO"音信"のアカペラを使用した"170928 02"がオリジナル・バージョンに迫る素晴らしい仕上がりだっただけに、期待値が上がり過ぎてた?恐らく、こちらも収録されるであろうEVISBEATSの3RDアルバムの発表はいつになるんだろう...。

2 漢(A.K.A. GAMI)/新宿ストリート・ドリーム
2017年3月に配信のみで発表済みの一曲ながら、フィジカル・リリースは初。フリースタイルダンジョンで最もホットだった時期に発表した割には、あんまり噂になっていなかったような気もしますが、意外とこれまで歌われてこなかった漢のバック・イン・ザ・デイもの。近年、ソロ楽曲ではいまいち決定的なモノが残せていない印象の漢ですが、こちらは9SARIから発表したEP「9SARI」からの"MY MONEY LONG"辺りと並ぶ仕上がり。NAS"IT AIN'T HARD TO TELL"の擦りも、HOKUTOの何気にDJ PREMIERを意識したようなビートも90年代マナー。

3 呼煙魔/KEEP IT FRESH
FEATURING BOIL RHYME!茨城は水戸の新世代プロデューサー、呼煙魔の初のリーダー作「TASK FORCE」からの先行収録。BOIL RHYMEのタフなマイク交換が呼煙魔のジャジーなビートに違和感なく馴染み、即席のジョイント感は皆無。BOIL RHYMEの過去作品とも近い質感。

4 小林 勝行/遊ぼうぜ
2017年の年末にいよいよ発表される2NDアルバム「かっつん」からの先行収録。大ネタ、CURTIS MAYFIELD"TRIPPING OUT"をベタ敷きしたビートで、前作「神戸薔薇尻」で卒業したはずの薔薇尻ノリ=男子校ノリ(?)全開!良くも悪くも「変わっていない」この世界観にノレるかどうかで、そもそも小林 勝行のMCとしての評価自体の大きく変わるはずなんですが、店主はぜんぜん(絶対)イケる!本来、2017年の夏には発表されるはずだった「かっつん」は、特にアナウンスもなく延期が続いていただけに出来が心配だったんですが、この内容を先行収録してきたなら本編も「神戸薔薇尻」級と考えておいて良さそう。年末の楽しみが増えました。「あいつの笛、舐める?」


一通りナメてみれば、何のことはないULTRA VYBEのこれからのディストリビュート作品の見本市みたいなもんなんでしょうけど(「かっつん」って流通に乗らない?)、それでもこの試みには拍手。今後も、こんな感じのサンプラーCD特典付きのフェアが定着するとイイなあ、と願いつつ。
最後に。でも特典CDの内容や心意気はイイとして、参加店がDISK UNIONとWE NODしか無いっていうのは、どうなんですかね。これって、波及しようが無い気がするんですけど。ウーム。


本日、「日本語ラップ」をアップしました。

DJ RYOW / 216(2LP/JPN ORIGINAL)
茂千代 / SIR OWL(CD/JPN)
MOUSOU PAGER / 妄想EP + α(CD-R/JPN)

最新入荷はこちらで。

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10.29 Sun

VINYL DEALER的日本語ラップ追究【40】


MAGUMA MC'S / GROW
(- / MIXTAPE - DJ GOSSY「INDIE 5000」)


「地熱」や「GOSSY'S CHOICE」シリーズで、黎明期のミックステープ・シーンにおいて全国レベルで確かな存在感を放っていたDJ GOSSYの日本語ラップ・ミックス「INDIE 5000」に収録された、当時はまだグループとしての公式音源を一切発表していなかったMAGUMA MC'Sの最初期曲。後にMAGUMA MC'Sとして唯一のアルバム、2003年の「MASSIVE」に収録されたものの、そちらよりも3年ほど早いだけに完パケのミックス前のデモ音源なのか(?)、アルバム・テイクとは色んなところが少しずつ違っています。ラフなこちらのテイクの方が勢いがあるような。
当時、「メディアじゃ見れん現場のゲリラ」を売り文句に、公式音源を一切出さないことで期待感を煽っていたMAGUMA MC'Sだけに、彼等の初の音源を収録した「INDIE 5000」の登場は関西ではけっこうな衝撃が走ったのを覚えています。今回の内容を書くにあたって「INDIE 5000」と"GROW"のことを少し調べてみたんですけど、何気にその辺のところに触れてる話が一件も見つからなかったんで備忘録的に。


本日、「JAPANESE GROOVE」をアップしました。

ハイ・ファイ・セット / 卒業写真(LP/JPN ORIGINAL/帯有り)
原田寛治とオールスターズ / ドラム・ドラム・ドラム・恋の暴走/巴里にひとり(LP/JPN ORIGINAL/帯無し)
スペクトラム / IN THE SPACE(LP/JPN PROMO)

最新入荷はこちらで。

09.23 Sat

VINYL DEALER的日本語ラップ追究【39】


DINARY DELTA FORCE / EVERYONE D NOW
(DLIP RECORDS / 2LP)


A-1 EVERYONE D.
A-2 LISTEN
A-3 SOME TUESDAY
B-1 ガ・イ・シ・ヤ・ス
B-2 BRAVO
B-3 MA SHOE
B-4 F.L.A.ME
C-1 1219
C-2 WHEN IT'S OVER
C-3 SO HIGH
D-1 EVERYONE D.(INSTRUMENTAL)
D-2 BRAVO(INSTRUMENTAL)
D-3 WHEN IT'S OVER(INSTRUMENTAL)



DINARY DELTA FORCE / EVERYONE D NOW
(DLIP RECORDS / CD+7")


-CD-
1 EVERYONE D.
2 LISTEN
3 SOME TUESDAY
4 ガ・イ・シ・ヤ・ス
5 BRAVO
6 MA SHOE
7 F.L.A.ME
8 1219
9 WHEN IT'S OVER

-7"-
A-1 SHOW ME YOUR D.D.D.
B-1 SHOW ME YOUR D.D.D.(INSTRUMENTAL)

2017年の3RDアルバム「EVERYONE D NOW」のDLIP RECORDSのレーベルサイトのみで販売された2LPと、DISK UNIONのみで販売されたCD+7"のセット。盟友NAGMATICと離れ、MARCO POLOが全編をプロデュース(!)した越境ジョイントだけに、メンバーのモチベーションもこれまで以上に高まったのか(?)、全曲でフルメンバーのマイクリレーを聴かせる意欲作。
2LPはLPのみの"SO HIGH"(ココまで抜け目なくMARCO POLO作!)と、"EVERYONE D."/"BRAVO"/"WHEN IT'S OVER"の3曲のインスト付き、CDとセットの7"にはNAGMATIC作の未発表曲"SHOW ME YOUR D.D.D."をインスト付きで収録しています。


本日、「日本語ラップ」をアップしました。

RHYME BOYA / MIND BOOK(2LP/JPN ORIGINAL)
SEGA FRONT GIANTS / I CAN HOLD MY OWN(12"/JPN ORIGINAL)
V.A. / 月刊ラップ VOL.4(CD/JPN)

最新入荷はこちらで。

07.21 Fri

VINYL DEALER的日本語ラップ追究【38】


PUNPEE / さよならインターネット(DEMO)
(- / SONOSHEET)


A-1 さよならインターネット(DEMO)
B-1 -

2016年8月に開催されたSUMMIT主催の「AVALANCHE」の予約特典ソノシート!
ギター弾き語りスタイルで、もはやラップですらない(!)んですが、こういう作風までサラリとこなしちゃうPUNPEEのスペックの高さにヤラれる...。どことなく甘酸っぱくて、夏っぽかったりもします。今年9月についにリリースされるというオフィシャルの1STアルバムのクレジットは、現時点ではまだ発表されていませんが、もしかしたら完全版が公式発表されるなんてことはあるんでしょうかね。
ちなみに、プラスチックが貼られておらず、紙のポストカードにそのままレコード溝を貼り付けた簡易な仕様の為、取り扱いには細心の注意を。


本日、「JAPANESE GROOVE」をアップしました。

野口 五郎 / パレード(LP/JPN ORIGINAL/帯有り)
ハイ・ファイ・セット / SWING(LP/JPN ORIGINAL/帯有り)
久保田 利伸 / GROOVIN'(LP/JPN ORIGINAL)

最新入荷はこちらで。

06.20 Sat

VINYL DEALER的日本語ラップ追究【37】


宮﨑 美子 / タカラ本みりん
(BPM RECORDS / 7")


87年産リアル・日本語ラップ・オールドスクール!
近田 春夫ことPRESIDENT BPMが主宰したBPM RECORDSのカタログ唯一の45にして、女優/タレントの宮﨑 美子によるラップ曲!とは言え、"だからDESIRE"では作詞(作詞センター名義)、こちらの"タカラ本みりん"では作曲と編曲(TIKADAHARO名義)と、両面で近田 春夫が大きく関与していて、宮﨑 美子が客演で参加した、というような印象(例えば、KRS-ONEが当時、ただのラジオ・パーソナリティでラップは素人だったANGIE MARTINEZにレクチャーしてみせた"HEARTBEAT"みたいなイメージ?だとしたら、10年早かった!)。
ただ、そうは言っても、さすがに不本意な出来だったのか、もしくはCM曲としてタイアップしたタカラとの契約上の問題なのか(?)、BPM RECORDSの実質的なベスト盤にあたる後の「HEAVY」には未収録だったため、この形のみで放置されてきた珍品。ドラム・マシン一本で作りきったような本作は、モロにフィメールMC(かつ、ラップが拙い)版のいとう せいこう"BODY BLOW"なイメージ!デフい!
岡林 信康"ホビット"や吉 幾三"俺ら東京さ行ぐだ"辺りもきっちりと追いかける熱心な日本語ラップ・フリークには、確実に見逃せない一枚。
長らく無視され続けてきたものの、近年になってようやく80年代のCM曲集という形ながらCD化もされています。写真はレンタル落ちシールが無念ですが、いまやなかなか見掛けない一枚だけにお許しください...。
完全なる余談ながら、JAPANESE CLUB GROOVE DISC GUIDE誌(2006年)において本作をすでにリコメンドしていたやけのはらは、やはり只ならぬセンスの持ち主と言わざる得ません。